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カラオケ上達の情報について [カラオケ上達レッスン♪]

今日みなさんに話すことは、カラオケのレッスンプロの私が話すにはそぐわない内容かもしれない。けれどもあらゆるジャンルの習い事にとって非常に重要な問題をはらんでいる。
「カラオケがうまくなるなんて情報がインターネットで売られているけど、あれってほんとに効果あるんですか?」という質問があったのでこの機会に答えてみることにした。
インターネットが普及してから聞いたこともないミュージックスクールや情報販売が乱立しはじめた。
私もそう言った名前も聞いたことがないようなスクールからの講師の要請や情報商材の監修の要請がくるのだがすべて断っている。なぜならみんな生徒をほんとうに向上させようなんて気はなくて、その内容はひどいものばかりだと私の目には映ったからだ。こんなものが氾濫すればカラオケや音楽を習いたい人達からの信用をなくしてしまうので、みなさんの目の触れるところに情報として残しておく義務さえ感じて今回の記事となった。

たとえばみなさんもインターネットでの検索中に検索結果とは別に、ページの一番上や横に出てくる中に、カラオケがうまくなるなんて広告を見たことがある人も多いだろう。インターネットの初心者だとわかりづらいだろうが、検索結果と同じページに出てきても、トップやサイドに表示されるのは有料で出されている広告で、検索結果とは別なのだ。
クリックしてみると中には情報商材の宣伝ページに飛ばされる場合も多い。縦にずっと長いページでスクロールして行かないと最後まで読めないような広告ページを見たことないかな?カラオケ上達だけじゃなくて、特にインターネットビジネスの広告の場合が多い。カラオケ上達だと、○○日間でカラオケ上達なんて言う宣伝文句が並んでいる例のあれだ。

だいたい日数を明示すること自体がおかしいんだ。カラオケを歌えない原因は一人一人異なるし、歌いたい歌のジャンルだって難易度だって違う。カラオケがうまくなりたい人の中には、耳や喉の病気をかかえている人だっているんだから誰も彼も同じ日数、それも極端に短時間で同じレベルに上達できるなんてことはありえない。つまりこの時点でこう言った情報商材を書いたり宣伝している人物が実はレッスン講師としての経験がほとんどないと言えるのだ。世の中にはいろんな人がいるんだと言うことさえ経験上わかっていないわけだから。
実際、音痴と思われる人がなぜレッスンを受けなければうまくならないのかという理由の一つもここにある。多少なりとも歌える人がテキストやら解説書やCDのレッスン教材を使うならまだしも、まったく歌えない人が解説書を読んでも上達するのは難しい。人間は、一人一人苦手なところも違えば、その苦手な理由だって異なるわけですが、テキストや教材はその一人一人に合わせてくれるわけではないからです。私でも直接レッスンするからこそ、その人の苦手なところや弱い部分を見つけてなおしてあげることが出来るわけです。

ここまで読んだだけでは、まだ私の言っていることに疑いを持っている人もいるでしょう。実際、こう言った情報商材やいかがわしいスクールにお金を投じてしまった人ならなおさら私の言葉は信じがたいと思います。だって買った情報のページにはミュージシャンをやってる先生の写真も自己紹介もあったんだから、その先生が書いたものなら嘘なわけがない!って反論したい人もいるだろうけど、実際あれを買った君はちっともカラオケがうまくなっていないだろ?
まあここまで書けば、勘のいい人なら何となく真実が見えてきたんじゃないかな。実際、あの手の情報を書いて販売しているのはカラオケ上達の専門家どころか音楽とも無関係の人達なんだ(笑)。ただし、書くことや宣伝することのプロがやっていることなのでカラオケ初心者は一度は手にとって内容を見てみたくなる。情報販売の広告ページに紹介されているミュージシャンや音楽講師は、いかにも自分が販売しているかのように見えるが、実際は名前を貸しているだけか、インタビューや意見を求められて答えている程度にすぎない。まるっきり架空の人物では、説得力もない上に何かあったら詐欺になってしまうからね。まあ世の中にはゴーストライターなる職業もあるくらいだからそれをとやかく責めるつもりはないが、カラオケのように理論が確立していない分野では専門家がゼロから書かなくては効果がないのは明白だ。
いくつかある情報販売のページだが別々のミュージシャンが販売しているはずなのに、その広告ページの作りがあまりにも似ているので変だなと思っていた人もいるだろう。広告ページのミュージシャン本人が企画して販売しているんじゃなくて、ああいう情報販売を企画する個人なりグループがあるのだ。同一の企画者が広告ページを作っているから同じような広告ページになっているのも当然といえば当然なのだ。しかし…カラオケを専門に研究しているわけでもないのに、よくあんなことに無責任に名前を貸すミュージシャンがいるよね。受講生も増えるよとかうまいこと言われてるんだろうな…実際、私も監修を頼まれた時にそう言われたからね(笑)。
情報販売の中身は、書店で買えば千円か二千円程度の実用書やテキストと同じようなものだ。けれどもインターネットは特別な空間で、これさえ買えば必ずプロのようにうまく歌えるに違いないって思い込んでしまう人が多いんだよね。ちょっと想像してみてほしい。町の書店で、カラオケがうまくなるって本を買うのに、これで私も来週からはプロ歌手の仲間入りだなんて思い込んで買う人はそれほどいないだろう(笑)。私の話していることはすべて何もカラオケ上達に限ったことじゃない。ゴルフやテニスのテキストを読んだだけでプロになれる人はいない…だけどきちんとしたレッスンを受ければ変わるだろうなって想像は誰にでもできる。カラオケや音楽のレッスンもそれと同じで、文章の説明と実際のレッスンとの間には大きな差があるのが当たり前なのです。

質問にたいする答えになったでしょうか?
レッスンは何かの商品を買うのとはわけが違います。代価を支払っただけで何もせずに上達できるわけではありませんがそこにこそ向上する楽しみもあるのです。カラオケ上達であろうとも習い事であることを忘れずに楽しみながらも真剣に取り組んでもらえれば、必ず明るい未来が待っています。

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実はカラオケ先生の叔父も歌手だった♪ [カラオケ上達レッスン♪]

昔カラオケパブに毎日のように飲みに行っていた時に、酔っ払いの大工の棟梁(とうりょう)が飲みにいてしょっちゅう顔をあわせていた。演歌が好きでカラオケ教室に10年以上も通っているんだと酔うたびに自慢していた。教室に通っていることを自慢していると言うよりも、カラオケ教室に通ってるから俺はカラオケがうまく歌えて当たり前なんだと言いたいらしい。ほんとうにうまくカラオケを歌えているなら自慢するのも鼻につく感じで嫌われるだけなんだろうけど、この人の歌…誰がどう聞いてもぜんぜんうまくない…。酔っ払っていることを差し引いたとしてもむしろ下手なくらいだった。とても歌を習っているなんて誰が聞いても思えない。有名な作曲家の先生の名前を出してその先生の教室にずっと通っているんだからカラオケがうまくて当たり前なんだと思い込んでいるようだ。そんな有名な先生に習っていればうまくならないはずがないのだが、こんなに下手(言いたくないけどむしろ音痴)なのは、本人にも問題があるに違いない。
と言うのもその有名な作曲家の先生というのは私の叔父の師匠に当たる人だったからだ。私の叔父さんは富山県ではその昔、地元の人なら誰もが知っている有名な地方歌手だった。富山のテレビやラジオにはよく出ていたが、地元に根付いて東京の方では活動しなかったようだ。東京でもビクターのカラオケの機種によってはその叔父のヒット曲が今でも掲載されている。本名で歌っていたので私と同じ名字で歌本にも載っている。この歌手をやっていた叔父が師事していたのがさきほど話しに出た作曲家の先生で、五木ひろしが改名する前から師事していた大御所と言えばわかる人にはわかるだろう。その作曲家の先生の名前で当時は歌謡教室がけっこうあったのだが、先生本人が教えているわけじゃなくてどこも実際には名前を貸しているだけで、中にはいくら習ってもうまくならないような教室もあったようだ。こういう話は、昔の歌謡教室だけじゃない。最近のボーカルスクールやカラオケを宣伝文句にするスクールもひどいところは多い。弟子どころかまだ習いたての生徒を安い時給で使っていかにも講師のようなフリをさせているスクールだってある。せっかく重い腰を上げて習いに行っても、初心者の自分と同じ程度の、生徒に毛が生えたような素人からしか習えないんだとしたら、いくらレッスン料が安くても後悔するに決まっている。雑誌広告まで出してメディアにも頻繁に顔を出しているスクールでもこういうところは多いから、習う前にほんとうに主宰者の先生から直接教えてもらえるのか確認してみた方がいい。まあ、アルカディアのレッスンの問い合わせの中にも、先生は北森さん一人で直接習えるのですか?と言う質問はたまにある。こういう質問をする人はやっぱり何らかの習い事をしたことがある人なんだと思うが、アルカディアのレッスンはカラオケ上達もピアノ弾き語りのレッスンも私(北森)が直接マンツーマンでレッスンしていますのでご心配なく(笑)。

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カラオケでも地声でしっかり歌わなければ日本語は伝わらない [カラオケ上達レッスン♪]

カラオケレベルとは言っても英語の歌をかっこよく歌うためには英語がわかっていないと難しい。英語と日本語ではメロディーへの乗せ方がまったく異なるからだ。洋楽を教える音楽講師の側だって英語に精通していなければレッスンすることはできない。日本のジャズの世界などではプロでさえも歌は正確なコピーから始めるシンガーが多いことが英語の必要性を物語っている。歌の本質から言っても音感以上に言語が重要なのだ。メロディーを伝えるために歌詞があるのではなくて、歌詞を伝えるためのメロディーであるべきなんだから。
昔、新宿にある某ミュージックスクールの講師として勤めはじめた頃、北森先生、洋楽も教えてくださいと受け付けのスタッフやほかの先生方から唐突に言われたことがある。洋楽のレッスンを希望する生徒がスクールを訪ねてきたんだけど、ちょうどその時、洋楽を教えている講師がみんな休みだったのだ。歌謡曲出身で日本語の歌専門だった僕に突然そんなことを言われても困るんだけど、北森先生ならぜったい大丈夫だと周囲に説得されて、それからと言うものあらゆるジャンルの歌を教えるはめになってしまった。講師になったときに日本語の歌しか教えないと宣言していたんだけどね(笑)。実を言うと、元々、僕はエンターティメントの専門分野で英語の翻訳をしていたこともあるので、英語に変なコンプレックスもなかったので負担になるどころかちょっと楽しくもあった。

最近はミックスボイスだのなんだのと黒人音楽の発声をさもテクニックのように言っている人達も少なくないようだけど、海外のボイストレーニングだって何十年も前から日本に入ってきていたんだ。だけど英語圏のボイストレーニングの教材だって日本で手に入るけれど普及した試しがない。アメリカでボイストレーニングを受けてきたことを宣伝文句にしているアーティストもいるけれど、素人が聞いてもそんなに声量があるように聞こえないんだけどってことも多い。
なぜなら、日本語のように母音で発音する言語には、英語流のボイストレーニングが不向きだからだ。息の音で発声する英語と違って、日本語は母音をはっきり使わないと言葉の意味さえ通じない。だから英語流のポピュラーの発声方法が必ずしも日本語の歌に大きな変化をもたらさないことも多い。音楽のアーティストだって歌手であるはずなのに、今の日本ではアニメの声優の人達の方が誰が聞いても歌がうまい人は圧倒的に多い。俗にアニメ声といわれるかわいらしい声でさえも、決して細い声ではないのだ。
ずっと以前に声優の卵だった女の子をレッスンした時にブログにも書いたが、今や声優でもきちんと歌のトレーニングまで積んでいるんだから、我流でどなっているだけの路上アーティストがかなうはずもないのだ。アニメのテーマソングを声優自身が歌っていることも最近多いでしょう?イベントなどで歌う可能性もあるし、今の声優さん達は多種多様にいろんなことを勉強しているんだ。
テーマがそれてきてしまったので今日はここまで。要するにミックスボイスだから高い声が出るとか歌がうまく歌えるなんてことはないのでいいかげんな宣伝文句にはだまされないようにってこと。真のゆたかに響く個性的な声は、決して歌のためのものだけではなくて、人生を大きく変えることさえあります。魅力的な人は声だって魅力的な方がいいに決まっています。

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あなたらしさを表現する自分みがきの弾き語り [ピアノ弾き語りレッスン♪]

ピアノ弾き語りやキーボードのバッキング(伴奏法)を習いはじめる時に、へたにクラシックのレッスン方法を持ち出す先生に当たってしまうと、すべてのコード、すべての奏法をマスターするにはいったい何年かかってしまうのかと気が遠くなってしまいそうになることだってあるんじゃないかな。
ピアノの弾き語りレッスンに興味のあるすべての人のために付け加えておくと、僕のレッスンを続けていれば、すべての奏法を学ばなくてもいずれは自分で弾き語りの奏法も自分で考え出せるようになるし、自分のイメージするリズムも作れるようになる。少し高度な話しになるけれど、8ビートだボサノバだなんて言う既製のパターン化されたリズムではなくて、もっと自分のイメージするリズムを表現してみたいって言う人だっているだろう。そういうこともレッスンを続けていれば、いずれは可能になる。つまり自分らしく自由に弾き語りできると言うのはそういう意味も含んでいるんだ。簡単なコードくらいなら押さえられる人でもワンパターンの弾き方にしかならない人も多いだろう。
コード(和音)を覚えることにしても同様で、その覚え方や練習方法にもコツがあるので、すべてをレッスンでマスターしなくても最終的には自分で知らないコードも見つけられるようになるのでコードブックのような図表も必要ない。むしろ、コード表に頼ったり、手のかたちでコードを覚えたりするのは進歩がそこで止まってしまうのでやめた方がいい。
まったくピアノにさわったこともないあなたがライブのステージに立つことなんてぜったいに無理だと今は思っているかもしれない。年齢が上であれば上であるほど、習いたい気持ちはあっても、どうせ無理だってあきらめてしまう気持ちは強いと思います。だけど、いくつになったってライブのステージでスポットライトをあびることは決して遠い夢じゃない。理想を言えば、ある程度レッスンが進んだら経験を積むためにライブ活動とは言わないまでも人に聴いてもらう場をこなしながらレッスンも継続するのが一番力がつく。完璧になってからステージに立とうなんて思っていたらうまくなれない。プロを少しでも夢見るならそれはなおさらだ。実際のステージで自分に足りないものを感じながらレッスンすることが一番効率よく学習できる方法なんだ。
要するにすべてを僕から学ばなくちゃいけないと思うと気が遠くなってしまうだろうけど、必要なことだけを覚えてくれれば、自分で作りながら楽しんでいけるようになるレッスンだってこと。だけど、プロを夢見る人ほどなかなかレッスンを継続するのは難しいもの。なぜって、楽器は弾けないにしても自分の音楽性や作品作りにはみんな自信があるからだ。だけどその自信が時として自分を壊すこと、新しい自分を作ることをじゃましてしまうんだ。矛盾しているようだけど、より高い場所をめざす人ほど自信があるから新しいことを吸収しにくい場合も多い。逆にまったく楽器の経験がない人、自信がない人の方が新しいことを吸収しやすい状態だと思ってくれればいい。思い込みではなくて積み上げた自信をみなさんにはつかんでもらいたい。もちろん趣味として弾き語りをライフワークにしたい人も大歓迎します。前にも言ったけど、今は、五十代、六十代以上の年配の方や男性で弾き語りのレッスンを楽しんでいる生徒さんも多い。ちゃんとしたピアノなんて家になくても大丈夫。電子ピアノやちょっと鍵盤数の多い電子キーボードを用意できれば十分練習できます。電子ピアノならヘッドフォンで練習することも可能だから、ご近所に迷惑もかからないしね。フルスケールの一般的なピアノは鍵盤数が88鍵あるんだけど、電子ピアノや電子キーボードなら最低61鍵以上あれば練習しやすいんじゃないかな。76鍵やフルスケールの88鍵ある電子ピアノならアコースティックピアノと同じように気持ちよく練習できると思います。教室でのレッスンに通ってみたくなったらいつでもメールで問い合わせて下さい。





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未経験・初心者でもどんな曲でも自由にピアノで弾き語り♪ [ピアノ弾き語りレッスン♪]

ピアノの弾き語りレッスンの場合、隔週でのレッスンを希望する問い合わせもまれにある。今の時代、女性も男性も忙しい人が多いから、練習が間に合うかどうかレッスンのペースについて行けるか気になる人もいるだろう。
みなさんが想像するようなピアノ教室のレッスンのイメージは忘れてほしい。僕の教室での弾き語りレッスンはピアノ教室のそれとはまったく別のレッスンだ。
みなさんが想像するような一般的なピアノ教室のレッスンはこんな風だ。楽譜を見てそのとおりに弾く練習をしていくので、次の新しいレッスン曲に入ると、またゼロから練習するようなもので、今までレッスンして来たことが何の役にも立たない。指がよく動くようになっているはずだとか楽譜を目で追うのになれてきたはずだとか言われても、前の曲で練習させられたことが次の曲に生かされているとは特に初心者の人にはとても思えない。小さい子供の頃からピアノを勉強してきた人とまったく同じ練習方法を大人のあなたにも当てはめようとしているんだから無理があるのだ。十年、二十年かければその方法でも効果が出てくるかも知れないが、たとえば五十代、六十代で弾き語りを習い始める生徒さんが二十年がまんすると…と考えてみると、せっかく始めてみようと思った気持ちも折れてしまうだろう。年配者だけじゃない、ライブアーティストになるのが夢の二十歳の子が二十年かけてピアノをマスターしても…おいおい、いったいいくつになったらステージに立てるんだよ…って話になってしまう。
ほかにはこんなこともあるだろう。レッスンの途中でどうしても弾けない難しい箇所が出てきた。弾けないならもっと練習しなさいと言われて弾けるまでまったく先へ進めない。ひどい教室だと何ヶ月も同じところばかり練習されられてダメだしはされるのにどうしたら弾けるようになるのかと言うアドバイスさえもらえない。別にクラシックのソロでプロを目指してるわけでもないのに…。まあ、たいていのピアノ教室では弾き語りを習いに行ってもこんな感じだろう。レッスンを受けるために安くもない月謝を払っているんで、練習させられるために通ってるわけじゃないなんて声も聞こえてきそうだ(笑)。もちろんまったく練習しないんじゃうまくはなれないけれど、練習はあくまでも反復や習ったことの確認であって、根性でやらされる特訓や修業ではないってこと。初心者の生徒だと遠回りの指の訓練であってもだまって先生の言うとおりに続けるしかないだろうけど、その方法ではたとえ二十年続けてもどんな歌でも自由に弾き語り出来るようにはならない。どんな歌でも弾き語りできるようになるためには、クラシックピアノのレッスンメソッドをやっていても時間の無駄で、弾き語りのための特別な練習方法があるのだ。
いつも弾き語りの生徒のみんなに言うのは、何時間も練習するよりも、一日10分でいいからできるだけ毎日のように鍵盤にさわった方がいいよってことだ。一日何時間も練習する時間なんて普通ならとれないだろう。僕の言うことを注意深く聞いてそれを繰り返していれば、弾き語りでライブのステージに立つことだってそんなに遠い夢ではないんだ。
ものすごく長い前置きになってしまったが、アルカディアの弾き語りレッスンでは前に進めないということはありえない。コード(和音)を覚えられなければ覚えるための考え方やコツをレッスンする。恐れたり心配することはなにもない。100段の階段を一段ずつ上る人もいれば、二段ずつ飛んで行く人もいる。だが最終的にはどちらも100段を上り切れるし、それほど両者に時間の差はないのだ。
とは言っても練習量が多ければ多いほど、どんどん先へ進めるレッスンであるのも間違いない。人が三年かかるところを二年でやり切ることだって可能だし、さらに短縮することだって出来るかも知れない。それはあなた次第だ。ドレミも弾けないまったくの未経験者、初心者が二年くらいのレッスンでどんな曲でも伴奏できるようになるならうれしいよね。
ただし、一曲でいいから三ヶ月で完璧に弾けるようになりたいなんて言うひとには僕のレッスンは向かない。そういう希望の人は、一般のピアノ教室へ相談に行ったほうがいい。そんな希望だって叶えてあげられないわけじゃないんだけれど、短期間で一曲を完璧に弾けるようになっても楽しくないと思うよ。どうせ始めるならピアノの弾き語りをみんなのライフワークにして欲しいと僕は思っているからね。
ニューミュージックや歌謡曲の曲集をパラパラめくって何でも弾けたら楽しいし、みんなの人気者にだってなれる。ライブアーティストとしてステージに立つことだって夢じゃないんだ。最後に付け加えておくとレッスンを始める年齢さえほとんど関係ないと言っていい。事実、僕の教室では若い人だけでなく、五十代や六十代で初めてピアノにさわる人もたくさんやってくるが、みんなバリバリ弾き語りできるようになっている。そう、今が弾き語りを学ぶチャンスかもしれないんだ。





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カラオケでうまく歌うためには自分の声をどう聞くか? [カラオケ上達レッスン♪]

カラオケで歌っていると自分の声が合っているのか合っていないのかわからない時ってないかな?
ピアノ伴奏でレッスンする方が歌うのは難しそうに感じるけど、それはほんの一瞬で実際にはほとんどすべての生徒がカラオケを伴奏に歌うよりもピアノ伴奏の方が音はとりやすいと感じるようになる。実は一般のみなさんのイメージとは逆だって言うことは音楽でもけっこうあるんだけれど、その話は別の機会に。

この前もカラオケ上達レッスンを始めたばかりの生徒の一人からこんなことを質問された。そのOLさんもカラオケレッスンを始めてすぐに音は合わせられるようになったんだけど、実際のカラオケだと自分の声がわからないんですと言うのだ。そうなんだ、実はピアノやギターであれば音色も一つなわけだし、レッスンではマイクも使わないからエコーなどよけいな要素がない分、音を聞きやすいし合わせやすい。カラオケは言うなればバンドやオーケストラの伴奏なわけだから聞き慣れないと音を合わせづらい人も多いし、自分の声が聞こえないという人もいる。
また環境による違いもカラオケには影響する。カラオケボックスでさえ機種や部屋の広さなどによって聞こえ方はかなり違うわけだから、カラオケをスナックやクラブで歌うとなれば、場所によって音響設備も違えば、お店の広さも形も違うわけだから、かなり場数(ばかず)をふまないと、どこで歌ってもうまく歌えるようにはならない。
それではどうすればいいかと言うと、一つだけポイントはある。それは、カラオケを歌っている本人は、モニター(スピーカー)から返ってくる声を聞くのではなくて、自分の出している声そのもの、自分の身体や空間に響いている声を聞く習慣をつけることだ。プロでもいるんだな…モニターに頼りすぎて、自分の声が出ないのをモニターのせいにする人(笑)。
これは、このブログなどでも何度か言っている共鳴(きょうめい)する声を作るということにもつながるんだけど、聞こえてくる声はその場所の環境に左右されてしまうけれども、出している声そのものは訓練さえすればどこでも同じように出せるからだ。カラオケで歌っていて今日は調子が悪いななんて言うときでも、カラオケやマイクの音量やエコーの調整のせいもある。だが自分の出している声そのものはエコーなどに影響されていないわけだから、出している声を基準にする習慣がつけば、環境の違いによるギャップはかなりカバーできるようになる。エコーが効いているカラオケに慣れてしまっていると、エコーが効いていないカラオケで歌った時に今日は声が出ないなと感じたり、テンションが上がらなかったりするよね。でも自分が出している声を聞いて判断していれば、そんなほかの要素には左右されなくなるんだ。またそれが安定したカラオケの歌い方にもなってくるから、ほんとうにカラオケがうまい人たちは自然にこれが出来ているとも言えるんだ。だけど、これが日常的にカラオケでも出来るようになるにはまず響く声を作らなければ難しいということも覚えておいてください。
練習しなくても最初からそこそこ足が早い人もいれば、ぜんぜん走れなかったのにトレーニングしたら誰よりも早く走れるようになる人もいる。カラオケ上達やピアノ弾き語りのレッスンもそれとよく似ています。今は自信がまったくないあなたでも1年後には、はっきりと成果が出ていることを僕が約束しますので気軽にお問い合せ下さい。

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プロのアーティストよりもカラオケの方が声量は重要! [カラオケ上達レッスン♪]

カラオケで難しい歌を最初から練習してもそれはものすごく遠回りです。たとえば音域のせまい簡単だと言われる歌さえ歌えない人が、簡単な歌の倍くらい音域の広い歌を歌えるでしょうか?それにカラオケでうまく歌うには、歌を覚える以前にまず声が出なくてはなりません。声も満足に出ないのにいきなり難しい歌を練習してもなかなかうまく歌えるものではありません。レッスンではまず声が他の人よりも出るようなトレーニングをやってから歌の練習に入ります。カラオケがうまく歌える人でもそうそう歌を完璧に覚えている人なんて少ないのです。すごくカラオケがうまいと言われる人の歌でも僕らプロが聞けば、ほとんどはどこか間違って歌っていたりするものです。間違って歌っていてもうまく聞こえるのはなぜか?
みなさんあまり意識していないかも知れませんが、人がカラオケで歌うのを聞いていて、カラオケがうまいなって思う人はたいていは声がよく出ている人なのです。プロのアーティストよりもむしろカラオケで歌うときの方が声は重要だと言えます。テレビやCDで聴くアーティストは音響設備が整っている上に音のプロフェッショナルであるミキサーなどの技術者がついているんですから声が出ないことはある程度ならどうにでもなります。レコーディングで一文字一文字、音が合っている部分をつなげてつなげて、一枚のCDにしたという話をテレビでしていたアーティストもいましたね。
また、今年になって日曜日にテレビ放映されている某音楽番組で某有名バンドのボーカルがあまりにもお粗末な歌を歌ってショックを受けたファンも多かったようですが実際にはあんなものです。けっこうあの番組を見ていた人は多かったようで、僕もだいぶこのことについて質問されました。音程もリズムもめちゃくちゃでおまけに声もしっかり出ていない、あれはどうしちゃったのか!と。(笑) 誰と誰とは言いませんが、若いリスナーたちが聴いているポップスのアーティストの中には、ちょっとボロが出てきたアーティストも最近多いってことです。テレビやCDで聞いてうまく聞こえないのは、あなたの聞き間違いではありません。アイドルやアーティストと呼ばれる人たちの場合、演歌やジャズ畑の歌手とは違って歌だけで勝負しているわけではありませんので、そのアーティストの個性などほかのファクターによるところも大きいのです。カラオケとは話がそれてしまうのでこれはまた機会があれば話すことにしましょう。
話を戻しますが、カラオケを歌ったことがないからと言ってあなたが声が出ないとは限りません。僕のレッスンに通ってくる人の多くは、上手にカラオケを歌えない、歌ったことがない人がほとんどですが、その人たちがすべて声が出ないかというとそんなことはありません。僕が聞いてみれば、プロのアーティスト以上に声量のある人や声がきれいで個性的な人も多いのですが、歌を覚えられなかったり息や声のコントロールの仕方がわからなければカラオケでもうまく歌うことは出来ません。普段はぱっとしない人なのに外国語がぺらぺら話せる人だったりするとあこがれたりすることありません?それと似たようにいくら外見を着飾ってもカラオケであまりにも音痴だったりするとがっかりしちゃいますよね。最近は仕事上のおつきあいで必要でレッスンに通われている人が多いんですが、若い人たちは、カラオケボックスへ友達や同僚と行くことも異性へのアピールの場だったりもしますから、遊びとは言っても自分磨きがこんなところでも見え隠れしてしまいます。女性でも男性でもこれは同じ。せっかく持っている自分の個性や魅力を最大限にアピールすることにも音楽のレッスンが助けになるのです。

今回の歌いやすいカラオケソングは、カラオケDAMの最近の週間ランキングをテーマにピックアップしてみましょうか。
総合トップ50の中でポップスにまじって、2位に秋元順子「愛のままで…」、3位に水森かおり「安芸の宮島」、14位にキムヨンジャ「北のアカシア」などが入っているところを見ると、カラオケボックスでは、年配の女性のカラオケファンも多いのかも知れませんね。たのもしい限りです。6位一青窈「ハナミズキ」、10位高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」、13位倖田來未「愛のうた」の三曲はがんばれば誰でも歌える定番です。15位つるの剛士「M」、17位遊助「ひまわり」なんて言う歌も男性初心者は練習曲にいいかもしれません。つるの剛士「M」のオリジナルである19位PRINCESS PRINCESS「M」、テレビでも頻繁に耳にすることが増えた20位尾崎豊「I LOVE YOU」などは、幅広い年齢層のカラオケファンに受け入れられているこれからも残っていく名曲でしょう。演歌では定番中の定番である、21位石川さゆり「天城越え」、23位テレサテン「つぐない」などは、二十代の女の子でも歌いたがるファンが多い歌えればかなりかっこいい大人の歌です。それにしても総合トップ50の中には、GReeeeNとEXILEが多いですね。若い女の子の前だからウケを狙って歌う場合もあるでしょうが、あまりにも今風な歌ばかりだと拒否反応を示す二十代の女の子も最近は多いようだからシチュエーションに合わせてほどほどにね。若い男性陣へのアドバイスです(笑)。どうしても高い歌を歌いたいならミスチルや、ゆずや、コブクロをうまく歌った方がだんぜん好印象な場合も多いみたいですよ。それではまた次回。

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月刊歌の手帳 Kリーグ歌謡祭2009 [カラオケ上達レッスン♪]

ヤクルトホール 月刊歌の手帳Kリーグ歌謡祭20094月19日の日曜日に新橋ヤクルトホールで行われたマガジンランド「月刊歌の手帳」主催のKリーグ歌謡祭2009を観覧しに行ってきた。僕の生徒の一人が大会に出場するので招待してくれたのだ。僕のレッスンに通ってくる生徒はまったく歌えない人やカラオケに行ったことさえない人がほとんどなんだけど、中にはカラオケでも平均以上に歌えるハイアマチュアの人や、ライブ活動をしているようなプロ志向の人も少なからずやってくる。今回の大会に出場した方もそう言う一人だと思っているのだが、五十代の女性でカラオケ大会などに頻繁に出ていて賞も取るような生徒さんだ。月刊歌の手帳は、主に演歌をはじめとする歌謡曲を中心にカラオケに関する情報を掲載している雑誌で、実は僕も教える側としてこの雑誌で紹介してもらったこともある。紙面では、自分の歌を有名作曲家に審査してもらって段位を取れるという独自企画を昔からやっている。大会に出場した僕の生徒は四段で、彼女のお嬢さんは二段。親子そろってカラオケの有段者でかなりお上手。今回の歌謡祭の大会は、この有段者のカラオケファンの中の出場希望者のうち、抽選で出場資格を取れた人だけが出場している。出場希望者はかなり多いようで念願のステージに立てる倍率は高いらしい。四方章人先生、たきのえいじ先生、岡千秋先生、杉本真人先生、が今回の審査員。演歌界では大御所の作曲家作詞家の諸先生方に寸評をつけてもらえると言うだけで感激している出場者も多いと聞く。
津軽恋歌Preciousしかしステージに立つ一般のカラオケファンの方でも場数を踏んでいる人も多いのか、みなさん歌がうまいことよりもその堂々たるステージングの方に驚かされてしまう。一緒に連れていった二十代の彼女は、CDを出しているポップスのメジャーアーティストよりもこのステージで歌っている普通のおじさんおばさん(中には女の子もいるんだけど)の方がはるかにうまく歌っているいるように聞こえると言っていたからね。まあ、今はテレビに出ているアーティストでもライブハウスや路上で活動してきただけで正式な日本語の歌い方のレッスンは受けていない人も多いわけだから、歌のうまさだけで聞き比べたら一般の人の方がうまく聞こえてしまうと言うのもわからないではない。なおかつ一般の人の方が一生懸命まじめに歌うわけだから、へたなアーティストよりこちらへ伝わってくることだって多い。ましてやこのステージの出場者は全員がカラオケ有段者でその中からの選抜みたいなものだから当然だろう。趣味のカラオケファンと言ってもあなどれない。僕の生徒さんもそのうちの一人だけど、CDを出しているメジャーなアーティストなんか目じゃないくらいにきちんと歌謡曲のレッスンを受けているカラオケファンもこの出場者の中には多いのだ。今や歌謡界を支えているのはプロ歌手ではなくて、こういったほんとうに歌の好きなカラオケファンなのだから、僕もレッスンの手を抜けないのだ。

話は変わりますが、ニュースでご存じの方も多いと思いますが、作曲家の三木たかし先生が亡くなられました。石川さゆり「津軽海峡冬景色」やテレサテン「つぐない」、「時の流れに身をまかせ」、「別れの予感」、坂本冬美「夜桜お七」などの大ヒットはすべて三木たかし先生の作品です。僕は先生の作品では、前川清「花の時、愛の時」や五木ひろし「追憶」なんて好きだったな。およそ演歌とは思えない美しいメロディーが特徴でたぐいまれなる名曲です。さきほどの月刊歌の手帳のKリーグ歌謡祭で一番歌われていたのが五木ひろしの「凍て鶴」(いてづる)。これも三木たかし先生の作品でした。昔、三木たかし先生の妹さんである黛ジュン(まゆずみじゅん)さんのパーティーにいらっしゃっていたときにサインをいただいたことがあって感激したのを覚えています。今でこそ、僕もミュージシャンっぽいことをしていますが(笑)、歌謡曲出身なだけに三木たかし先生は雲の上の方でした。ご冥福をお祈りいたします。

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ボーカルスクール、カラオケ教室の選択基準の一つ [カラオケ上達レッスン♪]

カラオケ教室と言うと、昔は演歌を教えるものと決まっていたが、僕の教室のようにポップスをレッスンするカラオケ教室も増えてきた。インターネットが普及した昨今、カラオケがうまくなるなんて広告が氾濫(はんらん)していて、ほんとうにうまくなるのか疑心暗鬼(ぎしんあんき)になっている人も多いことだろう。僕は元々は歌謡曲出身で、ポピュラーやジャズミュージシャンにも師事してきた変わり種だから、二十年も前からカラオケがうまくなるコースを開講したらどうかと当時勤めていたミュージックスクールの社長に進言したこともあった。だが、音楽留学を斡旋(あっせん)していた総合的なミュージックスクールのイメージやミュージシャンのプライドのせいか、「カラオケ」ということば自体を広告に使うことさえ反対されたものだ。ミュージックスクールの講師は、音大出の音楽家やプロのミュージシャンの集まりなのだから、それくらいのプライドがあって当然なんだけれども、それにしても今や猫も杓子(しゃくし)もカラオケがうまくなるを連呼する。カラオケはおろか歌謡曲やニューミュージックさえ知らないクラシック出身やジャズ畑の音楽家までもが恥も外聞もなくこんな調子で宣伝するものだから、一般のユーザーはどこへ習いに行けばいいのか迷うことだろう。中にはカラオケ教室という言葉とはおよそかけ離れた内容の教室も多い。カラオケ教室と一口に言っても、それぞれの習いに行くべき場所というものがあるし、教える方もそれぞれの畑というものがあるのに。昔はカラオケ教室(歌謡教室)とミュージックスクール(ボーカルスクール)との棲み分け(すみわけ)もはっきりしていたが、今やそれはかなり曖昧(あいまい)な表現になっている。これを絶対悪とまでは言わないがユーザーを惑わせるべきではないだろう。

町のカラオケ教室に行ったところで演歌しか習えないところも多い。ミスチルや福山雅治やドリカムや倖田來未の歌をレッスンしてもらえたとしても、歌い方のスタイルがあまりにも古くさかったりして原曲のイメージと合わないことも多いはず。逆に、演歌ファンが習いに行ったカラオケ教室がスタジオミュージシャンや洋楽専門の講師だったとしたらどうだろう?演歌特有の表現方法やテクニックを学ぶことはほぼ不可能だ。音程だけよくなってもそれだけでカラオケ大会で賞を取るのは難しい。
僕のところにはほかのボーカルスクールやカラオケ教室をやめて尋ねてくる人も多いが、事実こんなことも多い。若いOLさんの場合、カラオケでポップスを歌えるようになりたくてカラオケ教室に通い出したのに演歌をやりなさいと無理矢理レッスンされたとか(笑)。六十代年輩の男性の場合、弾き語りでやりたいムード歌謡の楽譜をピアノ教室の先生に見せたら、私はこういう曲は弾いたことがないのでと断られたとか(笑)。要するに、プロのミュージシャンだって専門のジャンルがあるはずなのに、レッスンできないならそれを最初に説明してくれなくちゃって話だね。

僕のカラオケ上達レッスンの位置づけは、こんな人たちにあっている。
まったくカラオケを歌えないのでゼロからレッスンしたいが、ミュージックスクールでは敷居(しきい)が高すぎる人。お気に入りのアーティストの歌でも演歌でもいいんだけれどもカラオケで歌うのに自分の好きな歌を習いたい人。演歌ファンでゼロから始めるにしても最終的には誰が聞いてもカラオケでうまいと言われるくらい上を目指したい人。要するに今はまったく歌えないんだけど目的意識がはっきりしている人たちに向いている。歌を教えると言うよりも、まったく歌えない人でも歌えるようにするのが僕の仕事なので、トレーナーとかコーチと言った方がぴったりくるかな。カラオケ教室とはちょっと違うカラオケ上達のためのレッスン、ピアノ教室とはまったく違うピアノ弾き語りのレッスンなんだ。

自分は歌えなくても一緒にカラオケに行く同僚や友人の中には一人くらいはカラオケのうまい人がいるものだ。お金をかけてまでレッスンしたくないなら、恥ずかしいかもしれないけれど、そう言うカラオケのうまい人に一緒に歌ってもらうのもいい。教えてもらう必要はなくて、知っている歌を一緒に歌ってもらうだけでいいんだ。これもレッスンとまでは行かないが上達の効果が期待できる方法の一つ。単に歌えないではなくて、うまい人と歌えない自分との違いを感じることも勉強になるんだ。
いつも言っていることだけど、新しい歌にこだわる必要はないと思う。特に、好きな歌を自分の歌のように歌えるところにカラオケの楽しさはあるわけだしね。新しい歌でカラオケでも歌いやすい歌を探すのはなかなか難しいんだけど、女性の歌だとこんな歌を練習してみてね。

赤い糸 新垣結衣
stay with me 倖田來未
縁の糸(えにしのいと)竹内まりや


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カラオケ上達には音域の狭い歌から [カラオケ上達レッスン♪]

カラオケはまず音域の狭い楽な歌からカラオケで誰にでも実行できるアドバイスを一つしておこう。カラオケが得意な人には当たり前のことかも知れないけれど、ここを読んでくれているのは、カラオケが苦手で困っている人たちだろうからね。それはね、誰にでも歌えそうな簡単な歌から練習していくことだよ。嫌いな歌でも無理して練習しろとまでは言わないけれど、何十曲もあるだろう好きな歌や覚えてみたい歌の中には、歌いやすい歌だって一曲くらいはあるはずだからね。とは言ってもどれが歌いやすいかがわからないって言う人も多いので、僕のレッスンでは最初は、歌ってみたい歌や覚えたい歌をできるだけたくさんあげてもらって、その中から僕が歌いやすい歌をアドバイスして選ぶようにしているんだ。歌えない人に限ってものすごく難しい歌をいきなり練習したがったりもするんだけど、歌い慣れている人にさえ難しい歌を最初から歌おうというのは無謀(むぼう)だよね。難しい歌ってどういうことなんですか?って歌える人にとっては不思議な質問をされることもある。カラオケレベルで難しい歌って言うのは、大きく分けて二つあると思うんだ。一つはメロディーが大きく上下を繰り返したり、細かく動いていてリズムがとりづらいような覚えにくい歌。
(僕はむしろこちらを難しい歌ということが多いんだけど)もう一つは、音域が広い(最低音から最高音までの幅が広い)歌とか、キーが高すぎる歌、低すぎる歌。まあ、単にキーが高いだけ、低いだけの歌であれば、そのままのキーで歌うことにさえこだわらなければ、キーを変えて歌えばすむ話。だけど、音域が広い歌は、キーを変えても低い方が出なかったり高い方が出なかったりするので、キーを変えたからと言って必ず歌えるとは限らないぞ。では、恒例のカラオケで歌いやすい歌をあげておくね。今回も男性編で比較的、音域の狭い歌。一つ注意して欲しいのは、たとえばここでLUNA SEA(ルナシー)の楽曲をあげているけれど、LUNA SEA の歌がすべて歌いやすいわけではないよ。河村隆一は、決して声が出ないボーカリストじゃないからね。

LUNA SEA 「SHINE」 「STORM」 「gravity」
リュ・シウォン 「桜」
山下智久 「抱いてセニョリータ」
トラジ・ハイジ(KinKi Kids堂本剛TOKIO国分太一) 「ファンタスティポ」
小沢健二 「ぼくらが旅に出る理由」 「カローラⅡにのって」


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