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初心者からのピアノ弾き語りレッスン



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歌いやすいアニソン難しいアニソン 6 [カラオケ上達レッスン♪]

昭和のアニメで忘れてはいけないのは、映画版も数多く制作された松本零士作品だろう。まずは、代表作の「宇宙戦艦ヤマト」の同名主題歌の音域から。
音域20度、最低音G、最高音E♭と最近のアニソンと比較すると低音部分が低いのでなかなか大きく歌い上げるのが難しいところかな。話はちょっと違うんだけれど、プロも含めて最近の歌が上手な人たち、低音の出し方がおかしい人が多い。たぶん軟口蓋(なんこうがい)の使い方が悪いんだと思う。悪い意味でカラオケ慣れしているせいだろうね。

宇宙戦艦ヤマト
宇宙戦艦ヤマト

上の主題歌と同じく、ささきいさおが歌った宇宙戦艦ヤマトのエンディングテーマ「真っ赤なスカーフ」。音域17度、最低音B、最高音Eと音域は宇宙戦艦ヤマト主題歌よりも狭いものの最高音は半音上。ここでの譜例で最高音が五線の一番上あたりにある男性の歌を女性が歌う場合は、キーを上げていくよりも下げた方が一般的には合わせやすいはずだ。五段階くらいさげて歌ってみて、あとは微調整してもらうといいだろう。

真っ赤なスカーフ
真っ赤なスカーフ

譜例下は、今でも男性ファンの多い宇宙海賊キャプテンハーロックの同名主題歌。音域17度、最低音B、最高音E と上の真っ赤なスカーフと同じ音域だ。昭和のアニソンは狭い音域の中でうまく上下の跳躍が使われているメロディーなので、音域は狭いはずなのに高音部がより高く、低音部はものすごく低く感じるカラオケファンも多いかも知れない。リズムも一口に8ビートと言っても今風のリズムとは違うので、うまくリズムに乗れないとちぐはぐな歌になってしまう。

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キャプテンハーロック

最後は、上のキャプテンハーロックと同じく水木一郎が歌った「銀河鉄道999」(ぎんがてつどうスリーナイン)の同名主題歌。音域19度、最低音A、最高音E と宇宙戦艦ヤマトと同じく音域はやや広め。実際、今回紹介したアニソンの中では一番苦しく感じる歌ではないだろうか。特にサビのブレスが悪いと高音部分で声が出なくなってしまう。

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銀河鉄道999




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歌いやすいアニソン難しいアニソン 5 [カラオケ上達レッスン♪]

さて、このへんで昭和アニメのヒット曲をとりあげておこう。1972年(昭和47年)のマジンガーZ、デビルマン、1973年(昭和48年)のキューティーハニーからみていこう。アニメそのものの人気度からいうと、この三作品ははずせないと思うが、当時ぜつだいな人気をほこっていたこれら三作品はすべて永井豪作品のアニメ化である。キューティーハニーを倖田來未がカバーしたことでもわかるように、アレンジをちょっと変えるだけで今でも十分通用する完成度の高いメロディーばかりだ。昭和アニメのヒットソングは、ほとんどが一般的な音域で作られていたので誰もがくちずさめて息の長いヒットとなった。

マジンガーZ

水木一郎の代名詞ともなっているアニメ「マジンガーZ」の同名主題歌。今でこそ、こういったリズムは当たり前のように使われるが、当時はなぜか歌謡曲にはアニソンのようなリズムが使われることがなかったので、アニソンのかっこよさがよりきわだっていたように思う。音域15度、最低音C、最高音E♭と平均的な男性の音域の中におさまっている。「ブレストファイヤー」の部分を気持ちよくきれいに歌い上げてほしい。低い音が意外に出てこないため、音域も狭い。オリジナルのままでも十分声を出しやすい高さかと思うが、これでもキーが高いと感じるなら多少キーを下げても大丈夫だろう。

デビルマン

十田敬三が歌ったデビルマンの主題歌「デビルマンのうた」。作詞は昭和歌謡の重鎮、阿久悠。音域17度、最低音C、最高音Fと多少高めだがこの歌も一般的な男性の音域といっていいだろう。歌い上げる部分は「あくまのちから」のサビ。最高音の部分になるが、気後れして喉をしめてしまわないように注意したい。

キューティーハニー

こちらも昭和を代表するアニメ歌手のひとり、前川陽子が歌ったアニメ「キューティーハニー」の同名主題歌。倖田來未がカバーしたことで今でもカラオケでは頻繁に歌われている。オリジナルは、音域17度、最低音G、最高音Cとやや高めだが一般的な女性の音域におさまっている。歌詞の「おねがい おねがい」から曲調が展開しているのでそこを生かして広がりのある歌い方をしてくれると、カラオケでもものすごくいい歌になるはずだ。




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歌いやすいアニソン難しいアニソン 4 [カラオケ上達レッスン♪]

昭和のアニソン歌手といえば、ささきいさお、水木一郎、堀江美都子が文句なしで御三家だった。平成のアニメというと、ゴールデンタイム枠でアニメを見る機会はなくなり、アニソン歌手もだいぶアイドル的存在に変わってきたように感じる。昨今のヒットアニメできわだっているこの三組のアーティストの楽曲を今回はとりあげてみた。

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まずは、Fate/stay night [Unlimited Blade Works] のエンディングテーマ、三人組ボーカルユニット Kalafina(カラフィナ)が歌った「believe」。音域14度、最低音D♭、最高音E♭の音域は狭いもののキーが高く設定された独特なコーラス仕様。Kalafinaのナンバーは、主旋律ありきのコーラスではなくて、三人で歌うことが生かされた美しくドラマティックなメロディーが多い。Kalafinaの歌に限ったことではないが、昨今のアニソンは音域も広く難曲が多いので地声と裏声をうまく切り替えられるひとでないとうまく歌うのは難しいかもしれない。カラオケでソロで歌うとどうしても声の厚みがうすくなってしまうのも物足りないところだろう。

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アニソン界の歌姫、水樹奈々が歌った「終末のラブソング」。アニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」エンディングテーマ。声優でありながら、ものすごくうまい演歌歌手と同等レベルで歌う姿には頭が下がる。音域19度、最低音A、最高音Eと女性が歌うには難易度高め。アニメファンにはストレートで覚えやすいメロディーに聞こえる人もいるかもしれないが、ほとんどの楽曲が転調のオンパレードなのでバックの音につられないようにメロディーをしっかり覚えることが大切だ。

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アニソン界のアイドル、藍井エイルのナンバーで「ラピスラズリ」。アニメ「アルスラーン戦記」エンディングテーマ。音域17度、最低音B♭、最高音E♭。今回紹介した三組のアーティストの楽曲は三曲ともキーが高いがそれぞれの歌唱スタイルはまったく異なる。今時のカラオケファンだと仕掛けのない藍井エイルの楽曲は意外に覚えやすいかもしれない。プロのアーティストでさえも、同じ楽曲でもCDとライブではキーを変えている場合もある。カラオケは物まねではないので一般のカラオケファンは、オリジナルキーにこだわらずに楽しんでもらいたい。



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歌いやすいアニソン難しいアニソン 3 [カラオケ上達レッスン♪]

日本のアニメ作品といえば、ジブリアニメを真っ先にあげる人も多いと思うが、宮崎駿監督の作品だけでもヒット曲は多い。リアルタイムでは聴いたことがなかった世代が加藤登紀子や松任谷由実(荒井由実)の歌を知るきっかけにもなっている。

君をのせて 天空の城ラピュタ

特定の年代のジブリファンには絶大な人気を誇る「天空の城ラピュタ」。メロディーの音程もなぞりやすく、フレーズの切れ目もわかりやすい名曲「君をのせて」。歌いづらいっていうカラオケファンも多いと思うが、やはり女性が歌うにはオリジナルのままではキーが高いのが原因だ。逆に低音がほとんどないので、男性のほうがオリジナルキーで歌いやすい一曲かも知れない。音域17度、最低音B♭、最高音E♭で音域自体は極端に広いわけではないので女性が歌う場合は少しキーを下げれば歌いやすい。

炎のたからもの ルパン三世カリオストロの城

時代を超越した人気アニメ、ルパン三世の唯一のジブリ作品「カリオストロの城」。その主題歌「炎のたからもの」。ほかのルパン三世シリーズと同様、この曲も大野雄二作品だがジャズのテイストはおとなしめになっている。音域17度、最低音F、最高音B♭で女性が歌う場合もこの「炎のたからもの」は低く感じる人もいるかもしれない。女性も男性も声が出しづらい人は、この歌はキーを上げていく方が合わせやすいだろう。

さよならの夏 コクリコ坂から

前の「炎のたからもの」も実はワルツ(三拍子)なのだがジブリにはわりと三拍子が登場することが多い。この「コクリコ坂から」の主題歌「さよならの夏」も三拍子。音域19度、最低音G、最高音Dで音域は広め。哀愁のある名曲だが音の跳躍も多いので声のレンジが広い人でないとうまく聞かせるのは難しい歌だ。
誰もがイメージするアニソンとはちょっとテイストは異なると思うが味わいのあるジブリ主題歌からの三曲を今回は紹介してみた。



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歌いやすいアニソン難しいアニソン 2 [カラオケ上達レッスン♪]

アニメソングは、昭和アニメに軍配が上がりそうだ。歌いやすさだけではなくて、曲の完成度という点でも。昨今の新しいアニソンでも水樹奈々や藍井エイルやKalafinaなんかもヒットした歌はやっぱりメロディーが「歌謡曲」なんだよね。リズム主体の特殊な楽曲は、瞬発力はあるんだけど、広く長く大衆に受け入れられることはない。でも悪いことじゃない。音楽の中でも特に「血」にたとえられるのが歌だからだ。日本人が外国人以上に洋楽をうまく歌ったとしても、むこうの人たちから見れば、やっぱり物まねにすぎない。日本人なら演歌を歌えと言っているわけじゃない。物まねをするくらいなら、日本的なメロディーを最大限に生かしたかっこいい楽曲をリリースしたほうがよっぽどいい。昨今の形だけの J-POPよりは、アニソンのほうが新しいところと古いところのいいとこ取りをしていると言えるんだ。

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上に表示している音域は、岩崎良美が歌ったアニメ「タッチ」の主題歌。「タッチ」もいまだにカラオケでは常連曲のひとつ。音域14度、最低音A、最高音B、1オクターブとちょっとの音域で完結しているのでカラオケでは歌いやすい歌といっていい。女性で高い声が出ない人でもキーチェンジャーで一段階下げればかなり声が出しやすくなるはずだ。作曲者の意図通りにリズムをくずさずに歌っていくのがポイント。

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こちらはアダルトな紳士淑女のみなさまにはあまりなじみがないかも知れないが、意外にカラオケでは歌われているアニソンのひとつ。bless4のAKINOが歌った「創聖のアクエリオン」の同名主題歌。作曲は、オタクのみなさんにはおなじみの菅野よう子。かっこいい曲調ではあるが、作曲者はもっとリズムを生かして歌って欲しかったと私には思われる。音域17度、最低音B、最高音Eの女性が歌うには難易度高めのマニアックな楽曲。転調している部分でリズムも展開しているので、その変化を生かして歌った方が「創聖のアクエリオン」はおもしろいと思う。プロの歌い手でもそうなんだけれど、歌って繰り返していると崩して歌いたくなるものなんだ。ただ、今回紹介した二曲は特徴的なリズムをそのまま崩さずに歌った方がカラオケでもうまく聞こえると思う。



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歌いやすいアニソン難しいアニソン 1 [カラオケ上達レッスン♪]

☆脱!カラオケコンプレックス で特集しようと思いつつ、ずっとやっていなかったアニメソングを今回から少しずつ見ていくことにしよう。
まずはカラオケボックスで履歴を見ると今でもよく目にする「残酷な天使のテーゼ」。昨今のアニメソングとしてはめずらしく、年齢問わず歌われている時代を超越したヒット曲。高橋洋子が歌ったアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌だ。カラオケの総合ランキングでもいまだに上位に入っている。
多くの声優にカバーされていてさまざまなバージョンがあるがほとんどはオリジナルキーで歌われている。声優さんたちって本職の歌手よりも歌がうまい人も多い。前にも言ったけれど、今は声優のレッスンに歌が組み込まれていることも多い上に、特に感情表現という点では、J-popのアーティストは声優にまったくかなわないだろう。
当然、高い声が出る声優さんも多いわけだけれど、歌手よりも声が出る人たちでもこのキーで歌うと言うことは、やっぱり平均してこのくらいの音域、このくらいのキーが一般的な高さなのだ。もちろんこれは「女性のキー」であるが、音域が狭いので男性でもこのままで歌いやすい人も多いはずだ。次の譜表が「残酷な天使のテーゼ」のオリジナルの音域だ。
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メインサイトの脱!カラオケコンプレックスで紹介しているキーの表示方法に準ずるが、音域14度、最低音B♭、最高音C がオリジナルキーだ。ちなみに我々ミュージシャンが「キー」と言うのは、音階を現す「調」の意味の場合と音域そのものを言う場合もある。この場合は当然ながら高さをふくめた「音域」の意味合いでのキーになる。
「残酷な天使のテーゼ」がカラオケランキングの上位にずっと入っているのは、このごく一般的な音域とキーで作られていることも大きなファクターになっていると言える。音域の幅自体も狭く作られているので高い声が出ない人でもキーを下げれば確実に歌える数少ない一曲と言える。メロディーは歌謡曲寄りだがリズムが特徴的なので古さを感じさせないところも広く歌われている理由の一つだろう。

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もう一曲は、同じく新世紀エヴァンゲリオン映画版のテーマで「魂のルフラン」。こちらもごく一般的なキーで作られていて歌いやすい一曲と言える。音域15度、最低音G♯、最高音B。今時の歌ばかり歌っているカラオケファンだと低く感じる人もいると思うが、平均的な女性の声域から言うと、これが特段低いとは言えない。もっと低い音が出てくる歌は、近年の女性アーティストの楽曲にも山のようにある。「残酷な天使のテーゼ」と「魂のルフラン」、この二曲は練習曲としても覚えておいていいと思う。いずれもアニメソングを超越した微妙なバランスをとっている歌なので、アニソンが肌に合わない人もカラオケで歌ってみて欲しい。


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うまく歌えない人は思い込みを捨ててみよう [カラオケ上達レッスン♪]

高い声が出ないのではなくて、高い音がつかめなかったりすることはカラオケではよくあるのだが、前回のテーマはそういったこととは別の話だ。要するにCDなどを聴く時に歌そのものを聴くのではなくて、アーティストの声質や雰囲気だけを聴いてしまって、ここはもっともっと高く歌わなければいけないと勝手に思い込んでしまっている人が最近はとても多い。
いつも言うようにアーティスト本人よりも高い声の出る人や声の幅のある人は世の中に大勢いる。しかし、その人たちが必ずしもカラオケでうまく歌えるとは限らないのだ。演歌をふくめた歌謡曲ではそんなことは少ないが、ことJ-POPにかぎって言えば、アーティストのイメージや特徴的な声質ばかりが頭に残ってしまってカラオケでうまく声を出せない人は増える一方なのだ。
悪い思い込みと言えば、こんな歌い方をする人もカラオケ初心者には多い。それは、フレーズをほとんどブレス(息継ぎ)もなしにずっと続けて歌ってしまうことだ。たしかにブレスがうまくできないという技術的な問題もあるのだが、これも先ほどの高い声の話と同じで悪い思い込みが悪癖になってしまっている場合が多い。CDなどでプロの歌を聴くと、たしかにずっとつなげて歌っているように聞こえてしまうと言うのもわからなくはないのだが、いくらプロだってブレスなしで歌っているわけではない。歌というのは、ポップスだろうがロックだろうがシャンソンやジャズや演歌であろうが、本を朗読することとニュアンスは同じ。小中学校の時代を思い出せば、国語の教科書の朗読がうまい人もいれば下手な人もいたんじゃないだろうか。朗読が下手な人はずらずらだらだらと続けて読んでしまうので脈絡のない文章になってしまって、聞いているほうもストーリーが頭に入ってこない。歌もこれとまったく同じことが言える。
歌の場合、かんたんなコツとしては、一息で歌うフレーズはどこなのか意識して、そのフレーズひとかたまりの頭を必ず歌い直していくことにつきる。「言い直す」とか「読み直す」と思ってもらってもいい。ブレスというと大きく息を吸わなくてはと思う人も多いと思うが、実際には、このフレーズを歌い直して行くことが自然なブレスにつながるのだ。
ちなみにCDなどで息を吸う音が目立つアーティストは、ブレスとか腹式呼吸を勘違いしている可能性が高いので真似しないほうがいい。腹式呼吸は、息を長く吐ければいいのだと勝手に解釈している自称ボイストレーナーもたまにいるが、腹式呼吸の最終的な目的はそこにあるのではない。
ほんとうは息を長く吐くことがゴールではないのだ。


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「カラオケ 高音」という検索ワード [カラオケ上達レッスン♪]

インターネットでどんなワードが検索されているのか調べる方法はいくつかあるのだが、ちなみに私のサイトだと「カラオケ 歌いやすい」とか「カラオケ 楽な歌」なんていう検索ワードが多い。
歌やカラオケ関連の検索に限定して調べてみるとやはり一番多いのは、「カラオケ 高音」のような検索ワードではないだろうか。まあ、近年の高いキーの歌についてはみなさんに聞かせたい話もたくさんあるのだが、音楽理論や医学や言語の知識を並べたところでカラオケは楽しくならないので、できる限りカラオケを楽しんでいる人たちに寄りそったテーマにしようと心がけている。私自身も一番のカラオケファンでずっとありたいといつも思っているのだ。

さて「カラオケ 高音」のキーワードについてだが、それだけ高い声の出し方を知りたいカラオケファンがたくさんいるのだろう。一般のカラオケファンは、そのアーティストの声質が高いのを聴いてキーが高いと思い込んでしまうことも多いようだが、声質とキーは必ずしもイコールではない。話し声はハスキーで低い感じなのに実際の声域は広く、人よりも高い声が出るという人はとても多い。楽器を自分でも演奏する人でもなければ、歌の中で実際の音がどれくらい高いのかというのを判断するのは難しいはずだ。同じ高さの音であってもメロディーラインによって低く感じたり高く感じたりすることもある。
高い声が出ないのではなくて、高いという思い込みでマイナスになっている場合もかなりある。単にイメージだけで高く声を出そうとすると、たいていの人は喉を閉めてしまうことになるので、ますます声が出なくなってしまう上に喉を痛めてしまうことにつながる。高ければ、なんでもかんでも裏声にしてしまう人も多いけれど、これもマイナス要因になる。
私の個人的な感覚では、高い声が出ないと思っている人たちのうち50%程度は、この悪い思い込みで声が出せなくなっているタイプの人だと思う。さらにその中にはアーティスト本人よりも高い声が出るにもかかわらずカラオケだと声が出せない人もいるはずなんだ。信じられないという人もいるかも知れないが、音楽に関しては私は嘘や誇大表現はぜったいに使わない。

歌のレッスンと言うと、もっと高い声を出して!なんていうイメージがあるかも知れないが、もっと低く歌って!それじゃ高く出しすぎ!なんてことをレッスンで言うことが近年は増えた。おそらくは、高い声質のアーティストの歌が耳に残っていて、とにかく高く歌わなくちゃってイメージが強い人が多いのだろう。CDを出しているアーティストのほうが声が出るに決まっている、歌がうまいに決まっているという先入観でわざわざ自分のいいところを消してしまっているカラオケファンもたくさんいるのだ。間違った思い込みを捨てるのはなかなか自分一人では難しいもので、レッスンでは今まで気がつかなかった新しい自分を手に入れることもできるのだよね。


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レッスン受講料改定のお知らせ [カラオケスクールお知らせ]

今年2015年秋より体験レッスンを有料に移行してまいりましたが12月より全面的に有料化いたしました。体験レッスンは一回限定、2500円の前納となります。正式なレッスン開始前の体験レッスンの受講はぜったいに受けなくてはならないものではありません。体験レッスンを受講するかどうかは自由です。いきなり正式なレッスンでスタートする生徒さんもたくさんいらっしゃいます。
体験レッスン有料化の代わりとして、開講20周年で期間限定で実施していた入会金半額は新年からも継続いたします。新年からは、レッスンに通いたいんだけど時間がつくれないというかたのために新しい受講コースも検討中です。


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声のリハビリとトレーニング [カラオケ上達レッスン♪]

今回の記事は、元々は私のプライベートブログに掲載したものなのだが、アクセス数が多かったのでこちらのカラオケ上達ブログのほうが適当だろうということで加筆したものである。喉の手術後のリハビリテーションであるが、私がその昔、自分の喉を手術したころは実施していない病院も多かったのだが、今は多くの病院で喉や声のリハビリをするための診療科が設置されているようである。その昔は、耳鼻咽喉科の医師でも声と喉の関係を理解している医師はごく少数で、歌い手やアナウンサーなど声を職業とする人間が喉の手術をするときは、必ず東大病院の音声科(聴覚音声外科)に行けと言われていた。要するに大学病院でも普通の耳鼻咽喉科で手術したのでは、喉の病気は治ってもその代わりに声を失うことが多かったのだ。
私も今のように歌をみなさんに教えるようになってからは、喉や声の病気とか手術後のリハビリなどで相談を受けることも増えてきた。そんな中のエピソードの一つが以下の記事である。


喉の手術を二度もして病院で声のリハビリ中だという女性からレッスンの問い合わせがあった。病院で出されるリハビリ課題を手伝って欲しいということだったが、私の方法論にそぐわないメソッドだとしたら手伝うわけにはいかないので、実際に声の状態を聞かせてもらって病院でのリハビリの内容を確認してみてから返事すると伝えておいた。

メールではまったく声が出ない日もあるという話だったが、実際にレッスンに来た彼女の声は私が聞けば、思っていた以上に共鳴(きょうめい)していた。病院のリハビリの帰りにきたらしいので喉の調子がよかったのかも知れない。私のメソッドでレッスンしたのだが、病院で受けている方法とほとんど変わらなかったようで喜んでいた。病院の医師から言われていることや声帯の写真もみせてもらったが、自分が喉の手術を受けて苦労した経験があるので、声のことなら医療的なことでもある程度は相談にのってあげられる。耳がまったく聞こえない人や声帯に障害を抱えている人にもレッスンしたことがあるが、医療関係者と同じくらいのレベルで人の命をあずかっていると思っている。

私の声出しレッスンはいわゆる音楽の発声練習というよりも、本当の意味でのボイストレーニングが基礎になっていて、私自身が声を取り戻した方法そのものだから、特に声が出づらい人にはより効果を感じてもらいやすい。相談に訪れた彼女は歌も苦手だと言っていたが、歌ってもらったところ、気持ちよく声が出て、「こんなに歌えたのは初めてです、楽しかったです!」と言ってもらえたので安心した。病院での単調なリハビリをつづけるくらいなら、苦手なカラオケの練習も兼ねて声のリハビリができればいいと考えてレッスンを決めたようだ。あまり大きな声では言えないが、病院のリハビリでは効果が実感できなかったらしい。私のレッスンをある程度継続してからは病院のリハビリは断ったようだ。リハビリ担当の医師に理由を説明するのに、歌のレッスンを始めたら効果が出たのでと正直に話したらしいが、担当医はプライドを傷つけられたのかだいぶ不機嫌になっていたそうだ。まあ、私が単なるカラオケやピアノの先生ではなくて、喉の手術で声が出なくなり、それを克服した経験者であるということが大きいのだけれど…。




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