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カラオケでも地声でしっかり歌わなければ日本語は伝わらない [カラオケ上達レッスン♪]

カラオケレベルとは言っても英語の歌をかっこよく歌うためには英語がわかっていないと難しい。英語と日本語ではメロディーへの乗せ方がまったく異なるからだ。洋楽を教える音楽講師の側だって英語に精通していなければレッスンすることはできない。日本のジャズの世界などではプロでさえも歌は正確なコピーから始めるシンガーが多いことが英語の必要性を物語っている。歌の本質から言っても音感以上に言語が重要なのだ。メロディーを伝えるために歌詞があるのではなくて、歌詞を伝えるためのメロディーであるべきなんだから。
昔、新宿にある某ミュージックスクールの講師として勤めはじめた頃、北森先生、洋楽も教えてくださいと受け付けのスタッフやほかの先生方から唐突に言われたことがある。洋楽のレッスンを希望する生徒がスクールを訪ねてきたんだけど、ちょうどその時、洋楽を教えている講師がみんな休みだったのだ。歌謡曲出身で日本語の歌専門だった僕に突然そんなことを言われても困るんだけど、北森先生ならぜったい大丈夫だと周囲に説得されて、それからと言うものあらゆるジャンルの歌を教えるはめになってしまった。講師になったときに日本語の歌しか教えないと宣言していたんだけどね(笑)。実を言うと、元々、僕はエンターティメントの専門分野で英語の翻訳をしていたこともあるので、英語に変なコンプレックスもなかったので負担になるどころかちょっと楽しくもあった。

最近はミックスボイスだのなんだのと黒人音楽の発声をさもテクニックのように言っている人達も少なくないようだけど、海外のボイストレーニングだって何十年も前から日本に入ってきていたんだ。だけど英語圏のボイストレーニングの教材だって日本で手に入るけれど普及した試しがない。アメリカでボイストレーニングを受けてきたことを宣伝文句にしているアーティストもいるけれど、素人が聞いてもそんなに声量があるように聞こえないんだけどってことも多い。
なぜなら、日本語のように母音で発音する言語には、英語流のボイストレーニングが不向きだからだ。息の音で発声する英語と違って、日本語は母音をはっきり使わないと言葉の意味さえ通じない。だから英語流のポピュラーの発声方法が必ずしも日本語の歌に大きな変化をもたらさないことも多い。音楽のアーティストだって歌手であるはずなのに、今の日本ではアニメの声優の人達の方が誰が聞いても歌がうまい人は圧倒的に多い。俗にアニメ声といわれるかわいらしい声でさえも、決して細い声ではないのだ。
ずっと以前に声優の卵だった女の子をレッスンした時にブログにも書いたが、今や声優でもきちんと歌のトレーニングまで積んでいるんだから、我流でどなっているだけの路上アーティストがかなうはずもないのだ。アニメのテーマソングを声優自身が歌っていることも最近多いでしょう?イベントなどで歌う可能性もあるし、今の声優さん達は多種多様にいろんなことを勉強しているんだ。
テーマがそれてきてしまったので今日はここまで。要するにミックスボイスだから高い声が出るとか歌がうまく歌えるなんてことはないのでいいかげんな宣伝文句にはだまされないようにってこと。真のゆたかに響く個性的な声は、決して歌のためのものだけではなくて、人生を大きく変えることさえあります。魅力的な人は声だって魅力的な方がいいに決まっています。

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