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カラオケ上達の情報について [カラオケ上達レッスン♪]

今日みなさんに話すことは、カラオケのレッスンプロの私が話すにはそぐわない内容かもしれない。けれどもあらゆるジャンルの習い事にとって非常に重要な問題をはらんでいる。
「カラオケがうまくなるなんて情報がインターネットで売られているけど、あれってほんとに効果あるんですか?」という質問があったのでこの機会に答えてみることにした。
インターネットが普及してから聞いたこともないミュージックスクールや情報販売が乱立しはじめた。
私もそう言った名前も聞いたことがないようなスクールからの講師の要請や情報商材の監修の要請がくるのだがすべて断っている。なぜならみんな生徒をほんとうに向上させようなんて気はなくて、その内容はひどいものばかりだと私の目には映ったからだ。こんなものが氾濫すればカラオケや音楽を習いたい人達からの信用をなくしてしまうので、みなさんの目の触れるところに情報として残しておく義務さえ感じて今回の記事となった。

たとえばみなさんもインターネットでの検索中に検索結果とは別に、ページの一番上や横に出てくる中に、カラオケがうまくなるなんて広告を見たことがある人も多いだろう。インターネットの初心者だとわかりづらいだろうが、検索結果と同じページに出てきても、トップやサイドに表示されるのは有料で出されている広告で、検索結果とは別なのだ。
クリックしてみると中には情報商材の宣伝ページに飛ばされる場合も多い。縦にずっと長いページでスクロールして行かないと最後まで読めないような広告ページを見たことないかな?カラオケ上達だけじゃなくて、特にインターネットビジネスの広告の場合が多い。カラオケ上達だと、○○日間でカラオケ上達なんて言う宣伝文句が並んでいる例のあれだ。

だいたい日数を明示すること自体がおかしいんだ。カラオケを歌えない原因は一人一人異なるし、歌いたい歌のジャンルだって難易度だって違う。カラオケがうまくなりたい人の中には、耳や喉の病気をかかえている人だっているんだから誰も彼も同じ日数、それも極端に短時間で同じレベルに上達できるなんてことはありえない。つまりこの時点でこう言った情報商材を書いたり宣伝している人物が実はレッスン講師としての経験がほとんどないと言えるのだ。世の中にはいろんな人がいるんだと言うことさえ経験上わかっていないわけだから。
実際、音痴と思われる人がなぜレッスンを受けなければうまくならないのかという理由の一つもここにある。多少なりとも歌える人がテキストやら解説書やCDのレッスン教材を使うならまだしも、まったく歌えない人が解説書を読んでも上達するのは難しい。人間は、一人一人苦手なところも違えば、その苦手な理由だって異なるわけですが、テキストや教材はその一人一人に合わせてくれるわけではないからです。私でも直接レッスンするからこそ、その人の苦手なところや弱い部分を見つけてなおしてあげることが出来るわけです。

ここまで読んだだけでは、まだ私の言っていることに疑いを持っている人もいるでしょう。実際、こう言った情報商材やいかがわしいスクールにお金を投じてしまった人ならなおさら私の言葉は信じがたいと思います。だって買った情報のページにはミュージシャンをやってる先生の写真も自己紹介もあったんだから、その先生が書いたものなら嘘なわけがない!って反論したい人もいるだろうけど、実際あれを買った君はちっともカラオケがうまくなっていないだろ?
まあここまで書けば、勘のいい人なら何となく真実が見えてきたんじゃないかな。実際、あの手の情報を書いて販売しているのはカラオケ上達の専門家どころか音楽とも無関係の人達なんだ(笑)。ただし、書くことや宣伝することのプロがやっていることなのでカラオケ初心者は一度は手にとって内容を見てみたくなる。情報販売の広告ページに紹介されているミュージシャンや音楽講師は、いかにも自分が販売しているかのように見えるが、実際は名前を貸しているだけか、インタビューや意見を求められて答えている程度にすぎない。まるっきり架空の人物では、説得力もない上に何かあったら詐欺になってしまうからね。まあ世の中にはゴーストライターなる職業もあるくらいだからそれをとやかく責めるつもりはないが、カラオケのように理論が確立していない分野では専門家がゼロから書かなくては効果がないのは明白だ。
いくつかある情報販売のページだが別々のミュージシャンが販売しているはずなのに、その広告ページの作りがあまりにも似ているので変だなと思っていた人もいるだろう。広告ページのミュージシャン本人が企画して販売しているんじゃなくて、ああいう情報販売を企画する個人なりグループがあるのだ。同一の企画者が広告ページを作っているから同じような広告ページになっているのも当然といえば当然なのだ。しかし…カラオケを専門に研究しているわけでもないのに、よくあんなことに無責任に名前を貸すミュージシャンがいるよね。受講生も増えるよとかうまいこと言われてるんだろうな…実際、私も監修を頼まれた時にそう言われたからね(笑)。
情報販売の中身は、書店で買えば千円か二千円程度の実用書やテキストと同じようなものだ。けれどもインターネットは特別な空間で、これさえ買えば必ずプロのようにうまく歌えるに違いないって思い込んでしまう人が多いんだよね。ちょっと想像してみてほしい。町の書店で、カラオケがうまくなるって本を買うのに、これで私も来週からはプロ歌手の仲間入りだなんて思い込んで買う人はそれほどいないだろう(笑)。私の話していることはすべて何もカラオケ上達に限ったことじゃない。ゴルフやテニスのテキストを読んだだけでプロになれる人はいない…だけどきちんとしたレッスンを受ければ変わるだろうなって想像は誰にでもできる。カラオケや音楽のレッスンもそれと同じで、文章の説明と実際のレッスンとの間には大きな差があるのが当たり前なのです。

質問にたいする答えになったでしょうか?
レッスンは何かの商品を買うのとはわけが違います。代価を支払っただけで何もせずに上達できるわけではありませんがそこにこそ向上する楽しみもあるのです。カラオケ上達であろうとも習い事であることを忘れずに楽しみながらも真剣に取り組んでもらえれば、必ず明るい未来が待っています。

カラオケ&弾き語りレッスンへはクリック! カラオケで歌えなくて困っている方、楽器未経験でもピアノ弾き語りに挑戦してみたい方など、教室でのカラオケ上達レッスンに興味のある方は、 メインサイト、☆脱!カラオケコンプレックスのレッスン案内のページもあわせてご覧下さい。

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