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プロのアーティストよりも声のいい人はたくさんいるっていうお話 [カラオケ上達レッスン♪]

たまにしかカラオケを歌いに行かない一般のカラオケ利用者が聞いたら、こんなに声のいい人がなんで歌を習ったりボイストレーニングに通うのだろうと不思議に思うことも多いかもしれない。つまり普段の話し声はよく響くステキな声なのにいざカラオケとなるとその太く豊かな声がまったく歌に使えずにカラオケ初心者以下になってしまう人もたくさんいるのだ。カラオケでうまく歌えない原因、理由と言うのは人それぞれでまったくちがうのだが、声がいいねと普段は言われるのにカラオケはうまく歌えないという人は意外なほど多い。
以前にブログでも話した声優の女の子もそうだった。
明らかに素人離れした宝物のような声を持っているのに歌となるとその美声がまったく使えないのだ。私のところでレッスンしてからは声優の学校の先生からも歌声をほめられるようになったそうだが、彼女の場合はレッスンというよりも私はピンポイントなアドバイスを贈ったにすぎない。
簡単に言えば、彼女が思っている声が「いい声」なのではなくて、彼女自身の普段しゃべっているそのままの声がステキな声なのだと彼女に気づかせただけなのだ。彼女の場合は声優の訓練をしていたから元々発声は悪くなかったので、私のアドバイスを素直に受け入れるようになっただけで歌も劇的に変わった。
とは言っても、自分で自分の声をいい声だなんて思っている人はそうそういないわけで、これを当人に納得させるのは声のプロとしての腕を問われるところなんだな(笑)。

私のところには喉を壊したり、耳などに障害をかかえている人もレッスンに来るが、そうした生徒さんはみんな病院に治療やリハビリに通っていることも多くて、アーティストの誰々さんが病院に来てましたよなんて話もよく聞く。アニメソングのカバーも歌っている誰もが知っているあのオタク的アイドルをリハビリ先で見たとつい先日も聞いた。たしかに彼女は喉を壊しそうな歌い方をしているよな。
つまり、ファンの前では堂々と歌っているアーティストも実は喉を壊していることを隠している人は多いのだ。それがプロ根性だなんて誤解してる職業アーティストもいるようだが、ほんとうのプロは喉を壊しませんから…(笑)。歌う直前に痛み止めの注射を打ったり、薬を飲んでステージに上がっている有名アーティストさえいるんだからひどいよね。
私が若いころに喉の病気でリハビリに通った発声研究所がある。そう言えば、その発声研究所にも当時有名だったプロ歌手が通ってきていた。その時は私もまだ若かったので、あんな有名な歌手でも実は喉を壊しているのかと驚いたものだ。当時、カラオケで一晩に何度も歌われるようなヒットソングを歌っていた歌手だ。その発声研究所は、オペラのすごいプロたちが声の調整に行くようなところだったので本来は歌謡曲の歌手が通うようなところではないのだが、聞くところによると高い声を出しすぎてまったく声が出なくなって困って相談に来ていたそうだ。みなさんがかっこいいと思っている歌手やアーティストの中にも実際は無理している人もたくさんいるわけで、一般のカラオケファンは喉を壊さないように気をつけてもらいたい。CDを出しているプロなんだからいい発声とは限らないのだ。
「喉」をこわすって言うのは、声帯そのものを痛めるケースはむしろ少なくて、ほとんどの場合、発声が悪いことによって筋肉が弛緩(しかん)しなくなってしまうパターンが多い。カラオケが歌えないくらいですむならまだしも、話し声もまったく出なくなってくるので仕事や普段の生活にも支障が出る。さらにはこの筋肉の影響で声が出ないケースは、手術や医療的な治療は効かない場合がほとんどなのだ。
だいぶ話がそれてしまったけれど、私が聞けば、CD出してるアーティストよりもきみのほうが声がいいかも知れないんだから物まねする必要はないんだよ。どういう声がステキな声なのかってなかなか自分ではわからないものなんだよね。


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